2017-01-26

借金整理と家計の見直し~家計収支の見直し編~

 前々回は、 借金整理と家計の見直し~借金の整理方法編~ 、前回は、 借金整理と家計の見直し~家計収支の把握編~ ということで、紹介しました。
 今回は、家計収支を把握したところで家計収支の見直しについて、紹介します。私が今まで債務整理で関与して実際に家計収支の見直しをアドバイスしてきたことを踏まえて書いていきます。








○収入の見直しについて
 収入は当然、「増やす」ことを検討すべきですが、給料を得ている人が今もらっている給料を増やすことは、既に雇用条件で決まっているため、難しいと思います。転職や副業も考えられますが、転職は転職先の雇用条件次第で必ずしも給料が増えるとは限りませんし、副業は、それを禁止している会社が多いと思います。そのため、直ちに見直しをするのは難しいと思います。
 一方、同一世帯に専業主婦(主夫)や、定年退職後無職の方等がいる場合は、家計収支改善のために、パートやアルバイトで働いてもらい、少しでも収入を得るということも考えられます。


○支出の見直しについて
支出は、当然「減らす」ことを検討することになります。
特に、固定費を見直して、支出を削減することを重視します。

・通話料、通信料の見直し
 1人1台持っていることが多い携帯電話やスマートフォンの通話料、通信料について、最初に契約をしたまま見直しをしていないケースがあります。見直しをしていない方は、今、契約している通信会社で契約プランの見直しをしてみることをおススメします。

・有料番組の契約の見直し又は解約
 有料番組の契約をしていて、あまり視聴しない又は全然視聴しないのに見直し又は解約をせず、毎月、口座から引き落とされていることがあります。

・保険料の見直し
 ライフステージの状況に応じて、生命保険等の見直しをしていないことが多いです。同じ保障で保険料が安くなる場合もありますので、確認することをお勧めします。

・住宅ローンの支払
 金利が高いときに住宅ローンを借りている方は、より金利が安い住宅ローンへのお借換えを検討します。住宅ローンを借り換える場合は、諸費用も含めて検討します。
 なお、借換に必要な抵当権設定登記及び抵当権抹消登記は、司法書士が代理して行います。

・借金の返済
 現在の契約条件での支払状況が難しい場合は、債務整理をして支払い条件の変更や借金の減免をすることが考えられます。債務整理については、 司法書士法人エントラスト 債務整理 をご参照ください。



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司法書士 ファイナンシャル・プランナー(AFP) 廣濱翔